ルネサス、ケイデンスのテンシリカConnX D2 DSPを「モノのインターネット」向け次世代チップに採用

電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、8月28日(米国現地時間)、ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下、ルネサス)が、スマート社会の実現を目指す活動(Smart Society Initiative)の一貫として、Internet of Things(IoT: モノのインターネット)アプリケーション向け次世代チップの設計に、テンシリカのConnX D2 DSP (digital signal processor)を採用したと発表しました。ルネサスは、IoT向けの有線および無線モデム規格に対応するために最適化されたアクセラレーション・パッケージとConnx D2の組み合わせにより、低消費電力、小型化、および高性能化という新しいチップの要求事項を満たし、かつ将来規格への対応能力も備えていると判断し、テンシリカのDSPを選択しました。このアクセラレーション・パッケージを使用することで、標準のConnX D2の性能と比較して消費電力と性能が10倍向上します。

ConnX D2は、非常に効率の良い2-MAC(multiply-accumulate:積和演算)16ビット固定小数点DSPであり、 畳み込み符号であるビタビ(Viterbi)・デコーディング、あるいはリードソロモン(Reed Solomon)・エンコーディング/デコーディングなど、通信分野でキーとなる処理に対して、アルゴリズム・レベルで最適化されたアクセラレーション・パッケージを追加して、カスタマイズされたものです。ConnX D2 DSP エンジンは、IoT用モデム、ミックスシグナルやその他のインターネットとシグナル・プロセッシング・コネクティビティ用アプリケーションを含む幅広い種類のアプリケーションに最適です。ConnX D2 DSP エンジンは、 C言語で完全にプログラミングでき、他のDSPのようにアセンブリ・コードによるコーディングを必要としません。

ケイデンス・コメント:
Eric Dewannain(米国ケイデンス、Group Director, Baseband IP, SoC IP Group):
「ルネサスは、IoTを実現する新しい設計を推進するためのリーダーシップを取っています。ルネサスは、すでにHiFiオーディオ・ボイスDSPをモバイル・ワイヤレス通信と車載向けに、ConnX BBE16をデジタル放送レシーバ向けに採用しており、今回この設計のためにConnX D2 DSPを採用したことは、ルネサスがテンシリカのIPコアやその設計サポートに非常に満足していることの証明です。」 

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