メガチップス、超低消費電力センサーHUB LSIで、ケイデンスのテンシリカXtensaプロセッサを活用

 電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、2月9日(米国現地時間)、ケイデンスのテンシリカXtensa®プロセッサが、株式会社メガチップス(以下、メガチップス)のオールウェイズ・オンを実現するセンサーHUB LSI [frizz]のコアとして採用されたことを発表しました。競合とのベンチマークでは、カルマン・フィルタを使用したPDRアルゴリズム(pedestrian dead reckoning: 歩行者自律航法)の実行にXtensaプロセッサを使用する事により、メガチップスは90%以上の消費電力削減を実現しました。

Xtensaプロセッサの詳細は、http://www.cadence.com/news/xtensa/megachipsをご覧ください。

 frizzは、スマートフォンやIoT(Internet-of-Things)、ウェアラブルデバイス向けの、次世代オールウェイズ・オン・センサーHUBチップです。メガチップスは、制御と信号処理の両方に対応可能なXtensaプロセッサの超低消費電力アーキテクチャを活用し、3ウェイVLIW(very long instruction word)命令や浮動小数点命令、4ウェイSIMD(single instruction, multiple data)命令を追加することにより、最大のスループットが実現できるようにカスタマイズを行いました。このように、柔軟性が高く自動最適化機能を持つXtensaを採用することによって、PPA(power, performance and area)の最適化を実現する事ができました。

 メガチップスは、2008年以来テンシリカの公認デザイン・センターとして、テンシリカのプロセッサを使った設計を多数完成させています。Xtensaは、性能が求められるDSP処理と組み込み制御処理のいずれにも、シングルコアで対応できるようにカスタマイズが可能です。設計者は、特許を取得済みのXtensa Processor Generatorを使って、極めて低い消費電力を達成しながら、競争力が高く、差別化された機能を実現することができます。 

メガチップス社コメント:
中村 健二 氏(AS事業本部 執行役員副事業部長):
「テンシリカの自動設計ツールのおかげで、frizzの設計ではXtensaプロセッサのカスタマイズを短期間で行うことができました。他社のカスタマイズ可能を謳うプロセッサでは、32ビットRISCプロセッサによる制御処理に加えて、4ウェイSIMDにVLIWを統合してスループットを最大化するようなことはできません。これは、数多くのIoTアプリケーションでベストな消費電力と性能を実現するために必須なものです。統合したこれらの追加機能のおかげで、frizzは市場で圧倒的な強みを持ちながら、ウェアラブル機器に適した低消費電力プロファイルを実現することができます。」

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